久喜市甘棠院敷地内に設置していた、久喜市立養護老人ホーム偕楽荘が、平成13年4月に移転するにともない、その跡地を当乳児院が使用することになりました。また、建物建設については昭和40年の本館設立以来40年近く経過しているため、老朽化が激しく雨漏り等による漏電の心配や、子ども達の事故等の危険性も出てきており、建て替えの必要にせまられておりました。
たまたま前土屋知事が、「さわやかふるさと訪問」で当乳児院を訪問した際、老朽化した建物を見て、施設整備の必要性を認識していただいたことをきっかけに、平成16年に新築移転することとなりました。
構造
鉄筋コンクリート造2階建
規模
敷地面積 2,059.03㎡
延床面積 1,374.25㎡
建築面積 1,068.99㎡
日当たりの良いサンルーフに面した場所にある乳児部の遊戯室は、部屋の半分が畳になっていて、子どもたちに優しい造りになっています。
調乳室には、哺乳びん専用の煮沸消毒槽や超音波哺乳びん洗浄機が設置してあります。乳児部2部屋に直接ミルクを出せる構造になっています。
日当たりの良いサンルームには畳が敷いてあり、赤ちゃんの日光浴に最適な場所になっています。
子どもたちの食事は、すべてこの調理室で作られています。食器洗浄機や消毒保管機が設置してあり、心のこもった美味しい食事を作ってくれます。
子どもたちは、自分専用の布団を使い、みんな一緒に眠ります。
子どもたちは、テーブルを囲み、自分用のイスに座ってお友達と仲良く食事をします。
大きな洗濯機や乾燥機をフル回転させ、子どもたち全員の衣類やシーツ、タオルなどを洗濯します。
地域の方々との交流、職員の会議や研修会、そして子どもたちの行事など様々な用途に応じた使い方のできる多目的スペースになっています。
入所している子が親と宿泊し、家庭復帰の準備をしたり、育児不安を抱えている地域の親子のための訓練室です。
ボランティアをしてくださる方々が、この部屋で縫い物などを行っています。
年間約80人の実習生が生活するこの実習生室は、一度に4名の学生が宿泊できます。
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